テイチクエンタテインメントの永井みゆきは来年デビュー30周年を迎える。

　5月20日に発売した新曲「雨の越後路」は作詞・たかたかし、作曲・弦哲也と、デビュー曲と同じコンビ。

　たか氏の下で内弟子としてレッスンを受け、「大阪すずめ」でデビューしただけに、今作は「大事な一曲」（永井）となっている。

　ドラマチックなイントロから、高音の続くサビまでスケールも大きな作品。熱唱しがちだが、両氏からは「強い女性じゃないから切なく表現して」と言われ、詞の世界を大事にし、抑えた表現に努めたという。

　女性カラオケファンからは好評で、大会などで歌いがいがありそうだ。

　CW「えー、じれったい」は対照的に明るく、和と洋をミックスしたような粋な作品。「ステージで歌ったら盛り上がりそう」と話す。

　といっても両曲ともまだ観客の前で歌ったことがなく、好調なセールスにも「実感が湧かない」と言う。

　6月以降、少しずつ予定も入り始めた。「早く皆さんの前で歌える日が来れば」と、来年の30周年へ良い形でつなげたいと、今できることを積み重ねていく。