2024.09.24 三菱重工が伊でCO₂回収プラント稼働 欧州初、排出量年間2.5万トン削減

ラヴェンナCCS向けCO2回収プラント(提供=エニ)

 三菱重工業がCO₂回収技術「KM CDR Process」を供与したCO₂回収プラントが、イタリア・ラヴェンナ県カサルボルセッティにある天然ガス供給設備で稼働を始めた。燃焼排ガスからのCO₂回収においてフルスケールでのプラント稼働は、欧州初となる。同国最大の総合エネルギー企業エニがスナム社と共同で立ち上げたイタリア初のCO₂回収・貯留(CCS)プロジェクト「ラヴェンナCCS」の第1段階として、年間約2万5000トンのCO₂排出量が削減される見込み...  (つづく)