2024.09.30 日本特殊陶業/産総研が永久磁石の高密度化技術開発 サマリウム-鉄-窒素 EVなど高効率モーターへ展開
焼結助剤なしの断面の電子顕微鏡像
日本特殊陶業と産業技術総合研究所は、新規焼結助剤を使いサマリウム-鉄-窒素(Sm₃Fe₁₇N₃)系焼結磁石を高密度化・高性能化できる技術を開発した。高耐熱で資源リスクが低いという利点を生かし、耐熱性が要求される電気自動車(EV)などの高効率モーターへの展開に期待がかかる。
同磁石は、高い磁石特性とともにネオジム-鉄-ホウ素(Nd-Fe-B)磁石を上回る耐熱性を示すことから、ポストネオジム磁石として期待されている。
... (つづく)