業務用LED照明や直管型LEDランプを手掛けるエコリカは、2027年までに全ての一般照明用の蛍光ランプの製造・輸出入が廃止されることを受けて、幅広いLED照明製品群を提案している。

　直管型のLEDランプから直管型LED高演色タイプ、高演色の高天井タイプの照明などをラインアップ。一般照明からの置き換えを推進する。

　直管型LED高演色タイプの「L3A2」シリーズは、色味を確認する検査室や試験棟など、目視で検査作業を行う染色・調色現場で活躍。LEDJIS規格でクラス4に対応。平均演色評価数もRa97で、全ての演色評価数で高い数値を達成している。

　最近ではフォトスタジオなど撮影現場からも引き合いが強くなっている。フリッカーファクター2％未満を実現し、光のちらつきを抑えることが可能。子ども向けのフォトスタジオなどで人気となっている。

　このL3A2シリーズに蛍光増白剤や蛍光物質の検出をサポートするUV照明を搭載した製品を今年中にリリース予定。

　昨年はCEATECに初出展し、提案活動を強化していた。UVランプを搭載することで色味を重要視する繊維業界向けなどに提案を強化する。

　水銀灯など高天井用に置き換わるLED照明も用意。光の質にもこだわった高演色のLED照明は、色味に気を使う倉庫現場などで活躍。野菜や果物を選別する倉庫や農協などの引き合いが強くなっているという。

　また、フリッカーが少なく、検品時の目の疲れが少ない、キズの確認がしやすいと好評だ。

　そのほか、直管型のNICHIA Optisolis搭載の超高演色LED、市販で多く販売されている直管型LEDランプなど幅広い製品群で27年問題に対応する。