ダイニチ工業は、石油ファンヒーターの高級機モデル「SGXタイプ」で、快温と速暖、消臭に加えて、ファンフィルターを簡単に掃除でき、小まめに手入れすることで灯油の消費量を抑えられる点を訴求し、暖房商戦での拡販を目指す。

　3枚の動くフラップで、燃焼量に応じて最適な角度で運転し、空間を暖める。上昇しがちな温風も、床をはうようにして遠くまで届けられる。大火力時はフラップを上向きに固定し、真っすぐ前へ吹き出すことで、温風を遠くまで届ける。小火力時は、フラップを下向きに固定し、吹き上がりを少なくすることで、足元からしっかり暖める。

　35秒のスピード着火に加え、室温が15度以下の場合には自動で最大火力を10～15％アップする「オートターボEX運転」で、素早く空間を暖める。

　特許取得の「秒速消臭システムプレミアム」で、従来よりもバーナーの高温時間を長くし、燃え残ったガスを燃やし切ることが可能だ。

　1週間に1度、上下にスライドさせるだけでファンフィルターについたほこりを取る「かんたんフィルタークリーナー」も新搭載。フィルター掃除に掃除機を使う必要がなく、ほこりの舞い上がりを防げる。ファンフィルターは抗菌仕様で、網上の雑菌を抑えられる。

　一度に9リットル入るタンクで給油回数が少なく済み、開口しても自立する口金ユニットを採用したキャップ「ワンタッチ汚れんキャップEX」で、給油時にキャップの置き場所に困らない。タンクの上下に取っ手が付いているため、両手でしっかりと持ち運びできる。

　エコ機能も備える。設定温度プラス2度で消火。室温変化に合わせて燃焼量を自動でコントロールする。好みの温度に設定した上でセーブできるため、快適に節約できる。加えて、長時間室内に人がいない場合、センサーがチェックして自動的に運転をコントロール。燃焼量を弱めたり、停止したりすることで、灯油を効率的に消費する。

　異なるタイマー設定を生活時間に合わせて使い分ける「Wタイマー」や、給油や消し忘れ消火をメロディーとランプで知らせる機能も備える。