フォスター電機の2025年3月期第2四半期（24年4～9月）連結決算は、車載用スピーカーの販売が好調に推移し、2桁の増収、営業・経常増益となった。通期連結業績予想の上方修正も発表した。

　増収効果に加え、利益率の高いスピーカーの販売増加や、継続的な原価改善策の推進が利益を押し上げた。

　上期のセグメント別売上高は、スピーカ事業は顧客在庫調整の一段落や、中国で一部の自動車メーカー向けのスピーカー販売が好調に推移し、前年同期比14.6%増。モバイルオーディオ事業はイヤホンやイヤホンドライバーなどの出荷は計画を上回ったが、民生用アクチュエーターなどの販売が減少し、同8.4%減。その他事業は接近通報音スピーカーなどの販売が堅調に推移し、同17.3%増。