2024.12.08 名機「PC-8801mkⅡSR」のキーボード、キー配列や打鍵感再現 ミニPC向け来年春発売へ

来年春ごろ発売予定の「PC-8801mkⅡSR用USBキーボード」

ミニPCに合わせた小型モニター「PC-KD852 mini」(正面)ミニPCに合わせた小型モニター「PC-KD852 mini」(正面)

PC-KD852 miniの側面PC-KD852 miniの側面

背面にはマイクロHDMI入力とアナログRGB入力を備える背面にはマイクロHDMI入力とアナログRGB入力を備える

底面もオリジナル製品を極力再現底面もオリジナル製品を極力再現

手のひらサイズの「PasocomMini PC-8801mkⅡSR」手のひらサイズの「PasocomMini PC-8801mkⅡSR」

 電波新聞社は8日、1985年にNECが発売したホビーパソコン(PC)名機「PC-8801mkⅡSR」のキー配列や打鍵感などを再現したメカニカルキーボードを来年春ごろに発売すると発表した。同時期に発売予定の手のひらサイズの「PasocomMini PC-8801mkⅡSR」に接続して使える。価格は税別1万8800円の予定。

 発売する「PC-8801mkⅡSR用USBキーボード」は、キー配列がPC-8801mkⅡSRに準拠。カールコードなどの外観や打鍵感も再現しているのが特徴だ。

 ハル研究所が大切にしていた「愛でて、作って、実行して、遊べる」を継承し、実機を4分の1のサイズ(幅99.5×奥行85.7×高さ31.0ミリメートル)で再現した青島文化教材社製ミニPCであるPasocomMini PC-8801mkⅡSRにUSB接続して使える。ミニPCと組み合わせて実機のようにゲームをプレイしたり、プログラミングしたりできる。

 ミニPCに合わせた小型モニター「PC-KD852 mini」も来年春ごろ発売予定。価格は税別1万8800円を予定する。NEC製の同名ディスプレーをミニPCと同じ4分の1サイズで再現したものだ。

 小型モニターは、液晶パネルと光学レンズを使ってブラウン管を再現しているほか、取り外し可能なフィルターも付属。側面は、スリットの本数を減らして再現性を重視するとともに、オリジナル製品にはないステレオスピーカーを内蔵する。背面にはマイクロHDMI入力とアナログRGB入力を備える。IR受光部は背面にあるが、上部や側面のスリットからも操作できる。底面もオリジナル製品のモールドを極力再現している。