2024.12.12 デロンギ、クラファン活用しコーヒーマシン 日本初の新機能搭載
アースカラーの本体はインテリア性も高い
デロンギ・ジャパンは、コーヒー豆を入れる「豆ホッパー」を2つ用意し、付け替えられるようにした全自動コーヒーマシン「デロンギ リヴェリア」をクラウドファンディングで発売する。クラファンの利用は同社初で16日からプロジェクトを開始。一般販売に先駆けてユーザーからの意見を集め、店頭やEC(電子商取引)サイトでの販促にも生かす。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのワンモア運営のクラファン「GREEN FUNDING」を利用する。8種類のコーヒーメニューを選べるコーヒーモデル1機種と、カフェラテなどのミルクメニューも備えるミルクモデル2機種を売り出す。取り替え式の豆ホッパーでコーヒー豆を気軽に入れ替えられる「ビーン スイッチ システム」を採用した同社初の製品になる。
リヴェリアは豆ホッパーを本体に外付することでコンパクトな外観にした。アースカラーで、インテリア性も高めている。
コーヒーの濃さや量などをカスタマイズし、自分好みの抽出条件を登録することが可能。時間帯によって抽出量や豆量を自動で切り替える「コーヒールーティーン機能」も搭載する。
独自の自動ミルク泡立て技術「ラテクレマ」搭載のミルクモデルは、コーヒーとミルクメニューを8種類ずつ計16種類の自動メニューを搭載。専用アクセサリーを本体に取り付ければ、6種類のコールドミルクメニューも楽しめる。
クラファンでは、コーヒー豆とのセットなど特別価格でのオプションも用意。一般販売時の価格はコーヒーモデルが税込み18万8000円、ミルクタイプが同24万8000円を想定するが、クラファンでは最大24%引きで購入できる。実施期間は16日10時から2025年2月末までの予定で、3月下旬頃からの発送を見込む。4月下旬以降の一般販売を目指す。
同社によると、日本ではラテなどのミルクメニューの人気が上昇しており、若年層では自分好みにメニューを変える傾向が強いという。
そうした需要に応える製品として、欧州やオーストラリアなどで昨年発売したリヴェリアの国内販売を決めた。
マーケティング部ゼネラルマネジャーの宮本智美氏は「これまでの全自動コーヒーマシンユーザーにも、新しい価値を届けられる」と期待する。
ワンモアがCCCグループである強みを生かし、東京、大阪、福岡の蔦屋書店などで製品展示イベントも開催する。SHIBUYA TSUTAYA(東京都渋谷区)や二子玉川蔦屋家電のショールーム(東京都世田谷区)では既に開催中だ。
ワンモアの沼田健彦CEO(最高経営責任者)は「店舗での体験もセットにすることで、製品検討のメリットになる」と語った。