2020.07.01 【ケーブル技術ショー特集】シンクレイヤDistributed R-PONなどで事業者支援
光端末器「SOR-900R」
シンクレイヤは、最新の「Distributed R-PON」や「ハイスピードデータソリューション」をはじめ、次世代に向けた新たな開発製品を紹介する。コロナ禍により在宅勤務やリモート会議に注目が集まり、高速かつ強じんな情報通信インフラへの進化がより一層望まれる時代となった。シンクレイヤが提唱するDistributed R-PONは、そのような時代に最適な強じん・高速・効率化を兼ね備えたアーキテクチャであり、ケーブルテレビ事業者のサービスを技術と最新のソリューションで支えていく。
Distributed R-PONは、冗長化(Redundant)されたFTTHシステムを中心に、ソリューションに合わせた分散(Distributed)システムを構築し、効率性や強じん性を高めたケーブルネットワークを提案する。
R-PONシステムは、光伝送路やヘッドエンド設備の冗長化による信頼性向上、および既存HFCとの融合による段階的なFTTH化、集合住宅の取り込みに対応したシンクレイヤ独自のFTTH総合ソリューションである。
ハイスピードデータソリューションは、さらなる高速化の要求に応えるため、10ギガ対応のGPON/EPONシステムをそれぞれラインアップした。屋外設置対応のリモートOLTやリモートPHYを組み合わせた、新しい分散型ネットワークも併せて提案していく。
新製品として、Wi-Fi対応のGPON ONT「SGP200W」と、3224メガヘルツのCS左旋帯域まで対応した光端末器「SOR-900R」を発売する。