2020.07.01 【ケーブル技術ショー特集】マスプロ電工光受信機やVPOFなど各種システム出展

CATV・BS・CSブースタ

光受信機「ORD7BCWTR」光受信機「ORD7BCWTR」

 マスプロ電工は、新製品を発売しラインアップが充実した光受信機をはじめ、広帯域伝送と簡単施工を両立するVPOF(プラスチック光ファイバ)システム、省スペース設計と低消費電力の双方向ブースタ、新4K8K衛星放送対応棟内光伝送システム、ケーブルテレビ(CATV)事業者向けLPWAシステム、ネットワークカメラを利用した地域情報配信システム、ケーブルラジオシステムなどを出展する。

 光受信機(V-ONU)は6月上旬、3224メガヘルツ対応で新4K8K衛星放送を伝送できる遠隔制御機能付き屋内外用光受信機「ORD7BCWTR」と、CATV帯域の伝送に特化した屋内外用光受信機「ORD7TR」「ORD7TF」「ORD7T」と、機能を絞った4機種の新製品を発売した。既に販売中の「ORD7BCWTRF」「ORD7BCTR3」に加えて6機種と、ラインアップを拡充している。

 VPOFシステムは、光伝送システムの施工を従来より簡単に実現できる新技術である。小中規模の集合住宅に対し、簡単かつ安全に新4K8K衛星放送を導入できる。光伝送は、周波数特性に悩むことなく設計ができ、伝送損失が少ないため同軸に比べブースタの多段カスケードがなく、設備がシンプル。同軸ケーブルと同等の簡単施工で、光ファイバのコネクタ接続も簡単加工を実現した。優れたEMC性能を備えている。

 双方向CATVブースタは今年2月、業界トップクラスの設置面積の小型化と低消費電力化を実現したCATVブースタ「10A35S」「10A40S」と、CATV・BS・CSブースタ「10BCAW35S」「10BCAW40S」の4機種を販売している。

 LPWAシステムは、設置場所の温湿度情報をSigfox基地局へ送信できる屋内用温湿度センサー端末を、今年2月に発売している。