2025.01.09 【電子部品総合特集】全国電子部品流通連合会 各地区協議会の25年取り組み 近畿電子部品卸商組合(KEP)江見佳之理事長

江見 理事長

勉強会、交流会を精力的に開催

 昨年はKEP創立60周年の節目の年だった。振り返ると2月の海外視察研修や6月の周年記念総会の開催、記念誌の発行など精力的に周年催事を推進した。特に、総会ではホシデンの古橋健士社長に「電子部品業界とホシデンの現状」をテーマに登壇してもらった。知識を深めるよい機会を頂いた。

 また、周年記念誌作成も推進し、10月に発行した。1年以上前より委員会を発足し、以来約60ページで過去の写真を使いながら、ここ10年の活動に焦点を当て、多くの人に協力を頂きながら作り上げた。

 総会終了後も例会や子ども向けのイベントを実施。7月には「電子工作教室」を大阪科学技術センターで開催。「センサー付きモーターカー」をテーマに会員の従業員の家族など約50組が参加。電子部品によるものづくりを体感してもらった。例会は物流や産業界の動向をテーマとした講演会を実施した。

 今年も正会員、賛助会員のお役に立てる事業活動を推進したい。その先の既存会員の維持、新規会員の獲得にもつなげる。現在、業界発展促進委員会で会員などにアンケート調査を実施中。ニーズを引き出しながら、ニーズに沿えるような活動を実行したい。また、メーカーの最新情報の発信や会員が交流し情報共有ができる場をつくる。官公庁や領事館など海外との情報交換の機会も増やしたい。

 例会や勉強会、交流会も精力的に実施する。1月の賀詞交歓会、2月に会員の従業員などが参加するボウリング大会、3月にはSDGsと事業継続活路事例を学べるワイナリー視察&経営研修会を実施する。

 組合員・賛助会員にメリットを感じてもらえるような取り組みや、JEPが推進する事業にも積極的に関わりたい。