2025.01.24 【電波時評】ラジオ放送開始100年で問われるもの

 今年3月1日は、1925年に東京放送局(JOAK)がラジオの試験放送を行ってから100年。同年3月22日に仮放送を開始、同7月12日から放送所を愛宕山(現在の東京都港区)に移して1kW出力で本放送を開始した。

 当初の聴取契約者数は、東京放送局で13万人強、同年6月開始の大阪放送局(JOBK)で約4万8000人、同年7月開始の名古屋放送局(JOCK)で1万4000人だった。翌26年には各放送局が統合され、日本放送協会(NHK)...  (つづく)