2025.02.03 宇宙天気予測技術を月探査に適用 富士通と東海国立大学機構、JAXAと共同研究

 富士通は3日、岐阜大学と名古屋大学を運営する東海国立大学機構と共同で、宇宙天気予測技術開発の月探査への適用に向けた研究に着手したと発表した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が創設した宇宙探査イノベーションハブが推進する研究制度に採択され、2026年3月31日まで実施する。

 富士通の人工知能(AI)「Kozuchi XAI」と、名古屋大宇宙地球環境研究所が保有するシミュレーションデータや、JAXAの月面に関するデータを活用して、月面の太陽高エネルギー粒子事象の予測を目指す。

 今回の研究では、月面探査とその後の火星有人着陸に向けた国際プログラム「アルテミス計画」を見据え、月面での観測や予測研究の加速につなげたい考え。(4日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)