サンケン電気の2025年3月期第3四半期（24年4～12月）連結決算は大幅な減収。営業損益は赤字、純利益は大幅増益だった。

　2024年1月の能登半島地震被災による資本毀損（きそん）解消と株主還元、中期経営計画期間の資金需要、財務体質改善のためセンサー半導体などの米アレグロ・マイクロシステムズの株式を一部売却。同社は連結対象から外れた。

　パワー半導体製造の米ポーラー・セミコンダクター（PSL）も第三者割当増資が完了し直接出資から間接出資に切り替わり、連結対象から外れた。

　震災で被災した石川サンケンの志賀工場（石川県志賀町）を26年4月に閉鎖し、グループ後工程の生産を再編する。

　通期連結業績予想は据え置いた。