2025.03.03 ミネベアミツミ、インド新工場が稼働開始 機械加工品事業を拡大

MACPL第3工場の外観

航空機関連の生産能力2倍に

 ミネベアミツミは、機械加工品事業拡大のために建設を進めていたインドの新工場が竣工(しゅんこう)・稼働開始した。稼働したのは、ミネベアミツミグループの印Mach Aero Components社(MACPL、カルナタカ州)の新工場(第3工場)。これにより、現在需要が高まりつつある航空機用エンジン部品と機械加工品の生産能力を従来比2倍に増強する計画。

 MACPLは、2007年に航空機向け精密機械加工品の製造・販売を開始し、17年11月にミネベアミツミグループと統合した。以降、ミネベアミツミの宇宙航空関連製品ブランドである「MinebeaMitsumi Aerospace(NMB、NHBB、C&A Tool、myonic、CEROBEAR、Mach Aero、RO-RA)」を構成する一員として、主に航空宇宙用スフェリカルベアリング、および機械加工品の製造・販売を行ってきた。

競争力を向上

 今回の新工場建設により、欧米地域で需要が急増している航空機関連部品の生産を拡大させることで、同社グループの機械加...  (つづく)