国内のデジタルカメラ市場が元気を取り戻しつつある。スマートフォンの普及でカメラの市場は縮小が続いていたが、2024年に6年ぶりに国内出荷がプラスに転じた。スマホにユーザーを奪われていたコンパクトデジカメも前年を上回り、一部メーカーでは商品供給が間に合わないほどだという。

　日常を切り取るスナップ写真の撮影は、この15年でコンパクトデジカメからスマホにとって代わられた。カメラ市場の縮小に伴いカメラ各社は高級機への開発にシフト。専...　　(つづく)