東京ウエルズは、搬送、制御・回路・計測・画像をコア技術にダイオード、トランジスター、LEDなどの個別半導体、LCRのなど、受動電子部品向けの端子塗布機、測定分類機、外観検査機、テーピング機などを市場に提供している。同社の搬送技術は、アクチュエーターを用いた正確な動作の下で、微小電子部品を正確に高速搬送する。

　事業を拡大している外観検査機TWA-4100シリーズは、コンデンサー、インダクター、ダイオードなどの外観良否を判別する装置で、新たに検査AI（人工知能）機能（パラメーター自動調整・オーバーキル救済）を開発し、搭載した。

　また、同社独自の搬送技術などを応用して開発したテストハンドラー事業を強化しており、汎用（はんよう）テストハンドラー「MMTH」、部品移載整列装置「MMIH」、ピックアップ搬送機外観検査「MMVH」をラインアップしている。

　汎用テストハンドラーMMTHは、顧客の要望に合わせて組み替えることができるテストハンドラー装置。供給からテスト、排出の各部をモジュール化し、多彩なテストモジュール（各種外観検査、各種電気測定、光学測定、温度計測など）を組み合わせて、顧客からの幅広いニーズに対応する。

　部品移載整列装置MMIHは、電子部品や半導体素子などを整列させパレットに移載、格納する装置で、比較的大型の電子部品、個別部品のトレー整列に適する。

　MMVHは、ピックアップ搬送式を採用しており、機構部品などにおいても安定的な搬送を実現したハンドラー。

　吸着搬送することで、さまざまな形状の製品も外観検査が可能。そのほか、電子部品や半導体素子などにおいても、パレットへの移載や格納ができるなど汎用性・拡張性の高い装置である。