2025.03.26 【関西エレクトロニクス産業特集】大阪・関西万博 世界初、リアルタイム3D空間伝送
パビリオンの模型
NTTパビリオン
NTTパビリオンは、4月2日にNTTグループが開発を進める次世代通信基盤「IOWN」を活用し、世界初のリアルタイム3D空間伝送を行う。
大阪府吹田市にある万博記念公園で行われる音楽ユニットPerfumeのパフォーマンスの様子をパビリオンに伝送する。会期中は、収録データを使用。来場者は、3Dグラスを着用し、バーチャル上で再現されたパフォーマンスを見ることで隣にいるかのような体験ができる。
今回実装するIOWN2.0は、ボード間を光信号で接続する光電融合デバイスとハードウエアの効率的な利用により、電力消費を従来の8分の1に抑えている。
リアルタイムの伝送には、リアルタイムで3D点群データを作成する動的3D空間伝送再現技術と触覚振動音場提示技術を使う。
パビリオンの外装に施された幕は、会場の盛り上がりを反映し、人工的な揺れを発生させる。IOWNを活用し、内部の映像データをリアルタイムで転送。AIが表情を分析し、幕を揺らす。