2025.04.07 【ルームエアコン特集】富士通ゼネラル 「ノクリア」W/Lシリーズ 送風路パネル、手洗い可能

Wシリーズ

 富士通ゼネラルは、夏に向け主力ルームエアコン「ノクリア」のミドルクラスのW/Lシリーズを提案していく。両シリーズとも清潔機能を強化するとともに、高い省エネ性を実現した。特に室内機のメンテナンス性を大幅に高め業界で初めて送風路も外して掃除できるようにした。設置性やデザインも見直しており、幅広いニーズに応えていく。

 ミドルクラスの最新機となるWシリーズ(3月31日発売)と新たに加えたLシリーズ(4月30日発売)は、汚れのたまりやすい吹き出し口の上下風向板と左右風向板に加え、業界で初めて送風路パネルまで取り外して水洗いできるようにした。

 「室内機内部の汚れを自分で掃除したい」という要望を受けて新たに開発したもので、風向板と送風路パネルは外して手元で水洗いできる。Wシリーズは、これまで上位機にしか搭載していなかった、熱交換器加熱除菌、カビ抑制タイマー、フィルター自動お掃除の三つの清掃をエアコン自身が自動で判断して行う「まるごとクリーンタイマー」も搭載した。

 両シリーズとも省エネ性能をさらに高め、6畳から23畳までの全機種で2027年度省エネ基準を100%達成した。人の動きを検知するセンサーを活用した自動ECO機能も搭載しており、生活に合わせた省エネ運転もできるようになっている。

 Wシリーズは従来機からデザインも一新した。室内機の奥行きを37ミリメートル縮小し、インテリアになじむスリムで滑らかな外観を実現。ブランドロゴや表示LEDなどを横一列にまとめシンプルで清潔感のあるデザインに仕上げている。

 両シリーズとも施工性を高めた。室内機端子台の位置を見直し、室内機と室外機をつなぐ連絡配線を短縮。隠ぺい配管された場合の配線の長さ不足を解消し、買い替え時の施工負荷を大幅に減らせるようにしている。