2025.04.09 弥生、クラウド会計サービス正式投入 AIが3カ月後の資金予測
弥生の武藤社長(左)と広沢部長=8日、東京都港区
中小企業の経理業務支援
ソフトウエア開発の弥生は8日、中小企業向けクラウド会計サービス「弥生会計Next」を正式にリリースしたと発表した。帳簿・決算書の作成から請求書の発行、経費精算などの業務を、経理担当者でなくても簡単に行えるようにした。人工知能(AI)が今後3カ月間の資金を予測する新機能も搭載した。
同社は、バックオフィス業務を支援する主力ソフトウエア「弥生シリーズ」の開発、販売を手がけ、350万超のユーザーを抱える。2023年10月には「つながる、はじまる、もっといい未来」をコンセプトに、クラウドサービスの新ブランド「弥生Next」を立ち上げた。弥生会計Nextは中核を担うサービスとして開発され、会計業務だけでなく請求業務や経費精算などのバックオフィス業務の自動化を支援する。
次世代戦略部の広沢義和部長は「これまでの弥生会計は経理担当者の業務効率化にフォーカスしてきたが、弥生会計Nextは業務効率化だけでなく、経営そのものや事業成長を支える存在を目指している」と説明する。
対話型で簡単操作
特に注力... (つづく)