2025.04.17 越ビンファスト、EV899台受注 国内タクシー最大手から

調印式で握手するG7タクシーのグエン氏(左)とビングループ傘下企業GSM代表者

 ベトナムの自動車メーカーのビンファストは、タクシーやレンタカー事業を運営するベトナム最大手のG7タクシーからEV(電気自動車)899台を受注した。追加受注も見込まれるという。ビンファストは、ベトナムの企業集団ビングループの自動車部門。

 ビンファストが受注したのは「VF5」で、年内には納車を完了する計画だ。同社は、VF5は同一価格ならガソリン車と比べ運用コストが低く、操作性に優れていると説明。

 首都ハノイを中心に16社を傘下に置くG7タクシーは、グループ合計4000台の車両を保有しており、車両のグリーン化の過程においてガソリン車からEVへの移行途上にあり、今回が過去最大の発注になるという。

 VF5を選んだG7タクシーのマネジング・ディレクター(最高責任者)グエン・ホン・ハイ氏は「輸送サービス側としてEVの採用はコストを下げ、収益改善につながる」と語っている。

 VF5は車体の長さ3.9メートル、幅1.7メートル、高さ1.6メートルの小型SUV。時速100キロに至るまで所要時間10.9秒。一般向...  (つづく)