2025.04.18 ルンバ、全ラインアップ刷新 普及、ミドル、旗艦の3カテゴリー明確化

全ラインアップを刷新した6機種を発売

 アイロボットジャパンは、ロボット掃除機「ルンバ」の全ラインアップを刷新し、18日から新製品6機種を日本市場で発売する。普及、ミドルレンジ、フラッグシップの3カテゴリーでターゲットを明確に示すことで、より自分に合った製品を顧客が購入できるようにする狙いだ。昨年4月にCEO(最高経営責任者)に就任したゲイリー・コーエン氏とともに構造改革を進めてきた米アイロボット。マーケティングや技術開発に注力し、日本国内では2030年までに20%のシェア獲得を目指す。

 新製品は、従来機よりもターゲットを具体的に想定して発売する。単身世帯やコスト重視層向けの「ルンバ」、子育て世代や複数の部屋がある家庭向けの「ルンバ プラス」、ペットオーナーやカーペットを敷いている部屋が多い層には「ルンバ マックス」シリーズを展開する。

 各製品に共通の新機能は、高性能のライダーセンサーだ。従来のカメラセンサーで検知した画像データよりもゴミの認識も早くマッピングの精度が高まった。ライダーでは間取りの認識ができるため、部屋ごとの掃除計画の設定が可能になった。ミドルレンジ以上では、ライダーとカメラセンサーを組み合わせることで、検知精度がさらに高まっている。

 小型化も進む。普及クラスの「ルンバ 205 ダストコンパクター コンボ ロボット」(税込み5万9...  (つづく)