2025.05.21 【次世代自動車用部品特集】「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」開幕 過去最大の617社出展 きょうからパシフィコ橫浜で
昨年の「人とくるまのテクノロジー展 YOKOHAMA」の会場の様子
自動車関連技術の専門展示会「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」がきょう21日、横浜市西区のパシフィコ横浜で開幕する。主催は自動車技術会(JSAE)。
日本を代表する自動車メーカーをはじめ、車載電装機器、カーエレクトロニクス、部品・材料、計測器などのメーカーが一堂に会し、最新の製品・技術を紹介する。
今年の開催テーマは「Integrate with Future Tech! 新技術との融合で、モビリティの未来へ」。32回目のリアル開催となる今回は、過去最大規模の617社(1470小間)が出展しており、そのうち17社が「世界初」の製品を発表、16社が「日本初」の製品を発表する。
会場では、主要な車両メーカーやTier1メーカー、カーエレクトロニクス機器メーカー、電子部品・半導体・材料メーカー、計測器メーカー、ソフトウエア企業などが、自動運転車両やxEV、先進カーエレクトロニクスなどに関する最新の製品やソリューションをデモを交えてアピールする。
主催者企画展示では、「新しい技術との融合で創る クルマとモビリティの未来-DXで広がる自動車技術-」をテーマに、さまざまな企業が協力。「DXで実現するクルマの進化」「クルマを取り巻く社会・サービスの進化」「モノづくりの進化」という三つの視点で展示や講演を企画しており、共に未来を考える場として位置付ける。
JSAE企画講演として、テーマに沿った六つの講演が行われるほか、新車開発講演も実施される。会期2日目の22日には、パシフィコ横浜の会議センターメインホールで、本田技研工業の三部敏宏社長によるキーノートアドレス「電動化・知能化時代に於けるモビリティ産業の広がりについて」がJSAE25年春季大会の一環として行われる。
リアル展の会期は21~23日の3日間。なお、オンライン展「人とくるまのテクノロジー展 2025 ONLINE STAGE 1」は14日から公開されている(会期は6月4日まで)。
同展は1992年にスタートし、毎年5月にパシフィコ横浜で開かれてきた。新型コロナウイルス感染症の影響により20年は中止、21年はオンライン展のみの開催となったが、22年に初めて会場とオンラインのハイブリッド形式で実施。24年からは通常の展示ホールに加え、ノース会場にも規模を拡大して開催されている。
人とくるまのテクノロジー展は7月に名古屋地区でも3日間開催される。会場は愛知県常滑市のAichi Sky Expo。