2025.06.26 デル、ノートPCの旗艦モデルを発売 AI市場も狙う
会見に臨んだ松原氏(右)ら
デル・テクノロジーズは26日、コンシューマー向けパソコン(PC)の最上位ブランドの新製品、「Dell 14 Premium」と「Dell 16 Premium」を発表した。米インテルの最新CPU(中央演算処理装置)「Core Ultra」シリーズの第2世代を採用するなど、高性能化を図る。
今回の新製品は同社が旧ブランドから移行中である新ブランドの一部。旧ブランドの「XPS」シリーズに対応するフラッグシップモデルだ。14.5インチディスプレーのDell 14 Premiumは、発表に合わせて発売。16.5インチディスプレーのDell 16 Premiumは26日に一部予約を始めた。
13 TOPS(毎秒13兆回)の処理を行うNPU(ニューラルプロセッシング・ユニット)を搭載した第2世代のCore Ultraを採用。米エヌビディアのグラフィックスカード「GeForce RTX」シリーズを搭載するオプションもある。フルHDの2Kディスプレーに加えて、有機ELを活用した高解像度のOLEDディスプレー採用製品も用意した。高性能ながら、厚さは2ミリメートル以内に抑えた。
新製品は、NPU搭載のプロセッサーやAI処理に優れる「GeForce RTX 5000」シリーズの採用など、AI処理に適していることも特徴だ。ジャパンコンシューマー&リテールのアソートメントプランナー兼コンサルタントを務める松原大氏は「ビジネスユーザーだけでなく、プログラマーなどAI市場も狙っていきたい」と意気込みを述べた。