2025.07.31 鉄系超伝導体における新たな量子状態を発見 東大など研究G、時間反転対称性の破れ伴う

 東京大学、東京都立大学、東北大学、弘前大学などの研究グループ(研究G)は、米コロンビア大学、カナダのブリティッシュコロンビア大学、マクマスター大学などの研究グループと共同で、鉄系超伝導体「FeSe1-XTeX」の一部組成において「時間反転対称性」が破れた新奇な超伝導状態が実現していることを明らかにした。

 ミュオンスピン緩和法(μSR)という物質内部の磁気に関する微細構造を高感度に測定できる手法を用いて、FeSe1-XTeXの...  (つづく)