三信電気の2026年3月期第1四半期（25年4～6月）連結決算は、売上高が前年同期比15.6％増の403億9400万円、営業利益同25.4％減の9億3600万円、純利益同73.6％増の9億2000万円。大阪支店の土地、建物譲渡に伴う固定資産売却益を計上した。

　半導体や電子部品の販売を含むデバイス事業の売上高は同18.0％増の372億3800万円、セグメント利益は同25.2％減の5億6200万円。前年同期に比べ為替相場は円高で推移したものの増収。販売構成が変化して総利益率が低下し販管費も増え減益になった。

　ネットワーク機器やセキュリティー製品、基幹系業務システムなどのソリューション事業の売上高は同6.9％減の31億5600万円、セグメント利益は同24.6％増の1億5300万円。前年同期に伸びたネットワークシステムビジネス・ユニットの反動で減収。販管費は増えたが総利益率は向上し増益となった。

　通期予想は据え置いた。