2025.09.26 【関西エレクトロニクス産業特集】再開発が進む大阪地区 淀屋橋駅周辺 複合施設がオープン 駅直結で飲食店など入居

6月にオープンした淀屋橋ステーションワン

 大阪メトロ御堂筋線と京阪本線が通る大阪市中央区の淀屋橋駅周辺では、再開発事業が進む。

 淀屋橋駅周辺はオフィス街となっている。府立中之島図書館や大阪市中央公会堂などの文化施設が集まる中之島エリアや梅田エリアからも近い。

 6月23日、「淀屋橋駅東地区都市再生事業」として中央日本土地建物(東京都千代田区)と京阪ホールディングスが建設を進めてきた、飲食店やオフィスなどが入る複合施設「淀屋橋ステーションワン」がオープンした。

 淀屋橋駅に直結しており、敷地面積は約3940平方メートル、延べ床面積は約7万2850平方メートル。高さ約150メートル。2022年に着工し、今年5月に竣工(しゅんこう)した。

 地下3階、地上31階建てで、地下1階~地上2階と30階が商業ゾーンとなっている。今回は第1弾として、関西初出店1店を含む飲食店4店がオープンした。3階にはコンビニエンスストアも出店。今後、20店舗が順次開業する。

 30階にはイベントスペースやレストランが入り、今月1日から24日にかけて順次開業した。10、11階はコワーキングスペースやカンファレンスエリアなどがあるシェアオフィスとなっている。

 残りのオフィスフロアは、既に7割ほどの入居が決まっている。

 12月には淀屋橋ステーションワンの向かい側に、レストランなどの商業施設とオフィスが入る「淀屋橋ゲートタワー」が竣工予定だ。地下2階、地上29階建てで淀屋橋駅に直結する。