2025.11.04 国内最高額の炊飯器、限定モデルが初日で半数の受注 タイガー魔法瓶

予約注文で完売状態のメタルカラーシリーズ

 タイガー魔法瓶が、120台限定販売モデルとして4日から受注を開始した「土鍋ご泡火炊き」JRX-BC/MC型が好評で、半日で予定台数の半数の予約が埋まった。

 限定モデルは、国内市販炊飯器で最も高額となるもので、完全受注生産で対応する。販売は、同社公式EC(電子商取引)ストアのみで、国内専用の生産ラインで熟練工が1台ずつ最終組み立てまで行う。注文を受けてから生産するため、納品は1~3カ月かかる。

 品ぞろえは、ブライトカラー(BC)/メタルカラー(MC)の2シリーズで、価格は1台税込み17万円(3.5合炊きJRX-BC06)~20万円(5.5合炊きJRX-MC10)。

 特にMCシリーズは、既にほぼ完売の状況という。同シリーズ(3色)は、見る角度で神秘的な輝きを楽しめるマジョーラ塗料採用など宇宙をイメージした、こだわりの配色を実現している。

 限定販売モデルは、同社が長年蓄積してきたものづくりのノウハウを注ぎ込み、理想の炊飯器を追求したいとの思いからスタートした企画。

 高額な炊飯器だけにどの程度の受注を得られるか不透明だったが、ふたを開けてみると、我先のような状況となった。

 ご飯のおいしさには徹底してこだわりを持つユーザーが確実に存在することに、同社も自信を深めている。