2025.11.10 GMOインターネット、AI開発向けクラウドで安全なコンテナ共有を実現
GMOインターネットは、生成AI(人工知能)向けGPU(画像処理半導体)クラウドサービス「GMO GPUクラウド」に、コンテナイメージをクラウド内で安全に保管・共有できるプライベートコンテナレジストリ機能を追加したと発表した。外部サービスを使わずにチーム開発が可能となり、利用者は50GBまで無料で利用できる。
コンテナイメージは、アプリケーションとその実行環境をひとまとめにして動かせる仕組み。同社によると、従来はコンテナ共有に外部レジストリやファイル転送が必要で、セキュリティやコンプライアンス面で課題があった。新機能では、オープンソース「Harbor」を採用し、アクセス制御や管理機能を備え、安全性と柔軟性を両立した。
GMO GPUクラウドは、最新のNVIDIA H200 GPUを搭載し、国内初の高速ネットワーク「NVIDIA Spectrum-X」と高速ストレージを組み合わせた高性能クラウド。2024年の世界スーパーコンピュータランキング「TOP500」では世界37位、国内6位にランクインした。大規模言語モデル(LLM)やマルチモーダルAIの開発に最適な環境を提供する。
同社は、25年内に次世代GPU「NVIDIA Blackwell Ultra」を搭載したNVIDIA HGX B300のクラウドサービス提供も予定している。GMO GPUクラウドを中核としたAIインフラ戦略により、急速に進化するAI・ロボティクス分野の技術革新に貢献していく方針だ。







