2025.11.11 台湾貿易センター 福岡で部品など商談会

台湾から54社の企業が参加した商談会

 台湾貿易センター(TAITRA)福岡事務所は、台湾のモノづくり企業を集めた「台湾精密加工部品調達商談会/ハイエンド金属製品・ハンドツール調達商談会」を10日、福岡市博多区のグランドハイアット福岡で開催した。昨年に続いて2回目。

 半導体や電子部品、医療、光学、機械、自動車・EV(電気自動車)、ロボット、航空宇宙産業など幅広い業界から、台湾を代表する精密加工企業、ハイエンド金属製品・ハンドツールを取り扱う企業が54社参加した。各社のテーブルでは各種精密加工や表面処理などの半導体向けから、自動車部品・金型、OEM(相手先ブランドによる製造)金属部品などのサンプルが用意され、日本語通訳も常駐。気になる企業からは詳細な説明がすぐに受けられるのも、この展示会の特徴だ。

 今回は東京、大阪に参加する企業の中でも、九州・福岡に出展したい企業のみが参加しており、昨年に比べ電子部品や半導体向け製品の企業が増えたという。トランプ関税の影響もあり、台湾政府もグローバルな市場展開を支援している。

 12日にスイスホテル南海大阪(大阪市中央区)、14日にホテルオークラ東京(東京都港区)でも90社超と規模を拡大して開催する予定だ。