デンキョーグループホールディングス（HD）は20～21日、来年の春夏に向けた商談会を東京流通センター（東京都大田区）で開催した。家電から日用雑貨まで、生活に役立つ幅広い製品を取りそろえた大型商談会で、パートナー103社が出展し最新製品を紹介。2日間で210社・732人が来場し、各社の製品を実際に体感しながら商談も進めた。

　商談会は毎年春と秋に開催しており、今回は来年発売予定の夏物家電や、市場トレンドに合わせた生活家電などを展示。電気工事や家電修理を担当するグループ会社の取り組みも紹介された。

　自社ブランド「ZEPEAL（ゼピール）」からは、夏に向けたリビング扇風機やサーキュレーターなどを展示した。リビング扇風機には、室内の空気循環に効果的な「逆回転モード」や部屋干しにおすすめの「90度上向き」機能を搭載。大きいボタンや上部操作リモコンなども採用し、操作性も向上させた。

　分解して丸洗いが可能なサーキュレーターやサーキュレーションファンも紹介。20～45℃の温度調節で快適な睡眠を提供する「温冷水敷きパッド」も展示した。

　スタンド型のLEDライトは、たたむことで緊急時には懐中電灯としても使用可能だ。ふたを閉じた際には光がもれる設計にし、ほどよい明かりを提供する。

　2022年から取り扱いを始めたマクセルの製品も展示した。

　マクセルのカセットテープは、昭和世代に向けた懐かしいデザインを踏襲。カセットプレーヤーは有線ヘッドホンだけでなく、Bluetooth対応のワイヤレスヘッドホンでも音楽を楽しむことができる。

　アフターサービスを担うグループ会社LEAD（リード）の取り組みも紹介された。リードは商品の輸送から設置・工事まで、全国で対応している。家電修理は、リード内で行う場合は約3.5日で対応し、メーカーへの依頼と比較し、約6日の短縮が可能だ。デンキョーグループ内で製造から設置・修理まで一貫したサポートを実現する。

　他にもグループ各社が、多彩な製品展示を行った。

　デザイン家電メーカーのアピックスインターナショナルは、「感動！たこ焼きマイスター」を、実演を交えながら紹介。作りやすさや焼き上がりが好評で、今回新しく一度に9個焼けるハーフサイズや直火対応のプレート型を投入する。

　シー・シー・ピーは、主力のコードレス回転モップクリーナーや、SNSで話題となったコードレスハンディクリーナーを展示。近年の「推し活」需要に応えるZ世代をターゲットとしたキャラクターモチーフの生活家電「きゃらニクス」シリーズも紹介した。