2026.01.14 シャープ RFIDコントローラーを1月下旬発売 鉄道分野などの安全性向上・省人化に寄与

二つの周波数帯に対応したRFIDコントローラDS-60MU

 シャープは、マイクロ波(2.45GHz)とUHF帯(920MHz)の二つの周波数帯に対応したRFID(無線周波数識別)コントローラーDS-60MUを1月下旬から発売する。鉄道分野をはじめ、さまざまな分野で安全性向上や省人化に寄与する。

 RFIDは、無線通信を利用して電子タグの情報を非接触で読み書きできる自動認識技術。鉄道分野をはじめ、さまざまな分野で活用が進んでいる。

 新製品は、パソコンやPLC(プログラマブルロジックコントローラー)などの上位システムと連携し、アンテナやリーダーライター(アンテナ内蔵)と電子タグ間のデータの送受信を管理するコントローラーとなる。

 鉄道用途では、車両や線路などに設置された電子タグから車両やホームの情報を取得し、ホームドアとの連携やドア開閉支援や車庫への出入管理などをサポートする。

 今回、新たにマイクロ波とUHF帯の二つの周波数帯のアンテナやリーダーライターとの接続に対応した。

 マイクロ波は高速移動体の識別に適し、UHF帯はWi-Fiとの干渉が少ない特性を生かした運用が可能だ。二つの周波数帯の混在接続はもちろん、同一周波数帯でも最大2台まで接続できる。設置環境に応じた柔軟なシステム構築を実現し、鉄道車両の安全運行や作業負荷軽減に貢献する。

 また、USB-CやLAN(イーサネット)などのインターフェースに対応し、同社従来機(DS-30D)と比較して上位システムとの通信速度が10倍以上に向上した。

 電線を挿し込むだけで接続できるプッシュイン方式のコネクターを採用。工具を使わず短時間での配線も可能となり、設置性が向上した。 既存の環境からの置き換えだけでなく、設置条件や用途の変化に応じた長期的な運用ができる。