2026.01.15 アズビルが「見えない計測展」 日常に潜む技術の役割に焦点

ミラー球は質感や大小の種類があり、さまざまな計測があることを表現している

人生の各段階で計測が活用される場面を紹介している人生の各段階で計測が活用される場面を紹介している

 アズビルは、1月9日から20日まで「GOOD DESIGN Marunouchi」(東京都千代田区)で、企画展「見えない計測展」を開催している。日常で当たり前に存在するが、あまり目を向けられない計測の分野への気づきを促す展示内容となっている。4日目までに2000人以上が来場した。

 会場は、二つのエリアに分かれている。一つ目は、多くのミラー球に囲まれた「インスタレーションエリア」。「見えない計測」をミラー球で表現し、常にさまざまなところから計測されていることを実感できるようにした。

 その裏側にも光を当て、「技術展示エリア」で人生の場面に合わせた製品の活用シーンを紹介。展示製品は実例にこだわって選定されており、身近に感じることができる。

 さらに「赤ちゃんに安全安心なおむつをはいてもらうために」というタイトルを掲げ、紙おむつの接着材を検査する「赤外線サーモグラフィシステム形2T」を展示した。高温で使用される接着剤は、透明や半透明のため、目視での検査は困難だった。そこで、サーモグラフィーカメラが接着部分の温度を捉え、適切に接着されているかを確認することで品質を保っている。

 最後は「よい人生の締めくくりを」というタイトルで、火炎検出器「アドバンストUVセンサ」を展示。安定した燃焼を管理するため、UVセンサーがバーナー火炎の有無を確実に検出する。

 同展示会を担当する技術開発本部協働開発部デザインマネジメントグループの松田理沙氏は「全く当社のことを知らない層の方々に知ってもらう方法はないかと思って企画した。見えない技術があると知ってもらうことそのものに価値があると考えている」と話した。