2026.01.21 高砂熱学工業とチームラボがパートナーシップ 環境技術とアートが融合
パートナーシップを構築したチームラボの猪子代表(左)と高砂熱学工業の小島社長(右)
⾼砂熱学⼯業は、さまざまな専門家たちが集まるアートコレクティブ・チームラボ(猪⼦寿之代表)と、「環境クリエイターパートナー」としてパートナーシップを締結した。
チームラボは、2001年に活動を開始し、プログラマーやエンジニア、数学者、建築家、デザイナーなど幅広い専門家たちによる集団的創造により、アート、サイエンス、テクノロジー、⾃然界との交差点を模索している国際的な学際的集団。
高砂熱学工業は、1923年の創⽴以来、建物における空調設備の設計・施⼯を通じて、温度・湿度・エネルギーなどを最適化し、時代の変化に合わせた技術・サービスを提供する。
建物環境にとどまらず、カーボンニュートラルや宇宙空間などへと広がりをみせ、長期ビジョン2040では「環境クリエイター」として革新を深めながら地球の未来を切り拓く新たな挑戦を続けている。
今回、同社ではこれまで培ってきた技術と知⾒を活かしつつ、空調設備業界では初となるアートと環境技術の融合を図る新たな挑戦に臨む。
その⼀環として、「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」(京都市)のアート空間において、同社がもつ空調・環境制御技術を活⽤することで、快適性と感動を両⽴した新しい空間体験の創出をサポートした。
「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」では、「環境が現象を⽣み、その現象が存在を創る」という「環境現象」をコンセプトとして、物体ではなく、特別な環境を創り、環境が⽣んだ現象によってつくられた作品を展⽰している。
アートミュージアムで共創した作品は「変容する連続体 / Morphing Continuum」(公開中)。丸い大きな銀色のシャボン玉のような無数の物体(構成要素)が、空間内の気流制御によって舞い上がり、その空間内に入り込んだ来館者は今まで体験したことのないような感覚に捉えられる。
個々の丸い物体が全体として連続体のように存在し、時間を経るごとに、新たな存在が表れてくることで、神秘的で生命的な宇宙を感じることができる。
チームラボの猪子代表は「作品は作品だけで存在できず、環境が現象を生み、その現象が存在を創る」という環境現象と呼ぶコンセプトの作品群を手掛けている。
「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」にはこうした作品が多く展示され、環境のより高度な設計や制御、新たな環境創造が重要になるなか「高砂熱学工業と環境に関する高度で専門的な技術支援、協賛をいただき、より大きな発展を遂げられる」(猪子代表)と話す。
高砂熱学工業の⼩島和⼈社長は「100年以上空気調和に取り組んできて、これからは従来の枠にとらわれず、社会課題を解決し未来社会を創造していく。環境クリエーターの力でアートの価値向上にも貢献したい」と話す。
今回のパートナーシップは、チームラボの⼿がけるアートミュージアムにおいて、サーバールームの空調最適化や提案、省エネルギー化の実現に貢献するほか、「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」への協賛となっている。今後も両者は、アート作品の共創を進めていく考えだ。










