2026.02.25 同志社大と島津製作所、サイエンスコミュニケーション分野の人材育成で協業 150周年を機に
連携協力で合意した(左から)島津製作所の青山恵則常務執行役員、山本社長、上田会長、同志社大の小原学長、柿本昭人副学長、野口教授
同志社大学と島津製作所は24日、両者の創立150周年を機に教育や研究で連携・協力を促すため、包括的な協定を締結した。産学連携を通じ、大学教育やリカレント・リスキリング教育を強化するほか、サイエンスコミュニケーション(SC)分野における人材育成と共同研究を推進する。
協定発表の会見には、同志社大からは小原克博学長と野口範子生命医科学部教授らが、島津製作所からは上田輝久会長、山本靖則社長らが出席した。
SCは、科学的な専門知識を一般市民に対してわかりやすく伝え、科学的根拠に基づく双方向の議論や社会的な合意形成など、多面的な役割を持つ。同志社大では2016年に「サイエンスコミュニケーター養成副専攻」を開設し、文系や理系を問わず学部生を対象に、科学と社会の架け橋となる人材を育ててきた。
島津製作所は、社是に「科学技術で社会に貢献する」を掲げた。同志社大は、創立者の新島襄が開学にあたり、「教育で社会に貢献する」の考えを打ち出している。両者は、教育に関する認識を共有し、150周年を機に教育・研究で連携することになった。
同志社大は4月、島津製作所の支援を得て、同大学院に「サイエンスコミュニケーションコース」を開設する。さらに両者は26年度以降、「サイエンスコミュニケーター養成プログラムの開発・実施」「島津製作所の研究者・技術者と大学院学生の共修」「新たな共同研究の創出と実施、大学院学生の参画」などをテーマに取り組む。同プログラムでは、新たに開発するオンデマンドによる講義を「SCの基礎コース」として提供するほか、大学院レベルの応用講義をキャンパスで受講できるようにする。協定の期間は、31年3月31日まで。
両者は同日、京都市の同志社大学構内で、150周年記念の合同シンポジウムを開催。JT生命誌研究館の永田和宏館長が講演した。












