2026.02.28 米ペガサスとアイシン、ベンチャー投資ファンドを拡大 総額約150億円に

CVCファンドを拡大するペガサス・テック・ベンチャーズとアイシン

 米国シリコンバレーを拠点にグローバルに投資活動を展開し大手企業のイノベーション促進を支援するペガサス・テック・ベンチャーズは、トヨタ自動車系の自動車部品大手アイシンと運用するベンチャー投資(CVC)ファンドを、現行の約75億円の2倍となる総額約150億円へ拡大すると発表した。ファンドの運用期間は2036年まで継続する。

 ペガサスとアイシンによるCVCファンドは、18年に始動した。以来8年間にわたり、40社を超えるスタートアップに投資し、グローバルスタートアップとの技術連携を推進してきた。

 自動車業界が大きな変革期を迎える中でアイシンは、「“移動”の価値を創造する会社」への変革を進めるため、ファンドを拡大・継続することにした。

 世界中のスタートアップが持つ優れた最先端技術を発掘・活用し、同社の戦略ニーズに合致した次世代の製品や事業の創出を中長期的に加速させることを狙う。

 ファンドの拡大を機に、ペガサスのグローバルネットワークを活用し、人工知能(AI)を機器に生かし自律的に動かす「フィジカルAI」や移動の体験価値を高めるモビリティー技術のほか、ロボティクスやエネルギー、ヘルステックなどの分野にも注力していく。

 ペガサス創業者兼CEOのアニス・ウッザマン氏は、発表したコメントの中で、「これまで両社はアイシンの技術力とスタートアップの革新性が融合する成果を生み出してきた」と強調。その上で、「次のフェーズでは自動車産業の枠を超え、ヒューマノイド、宇宙、次世代エネルギーといった挑戦的な分野にも踏み込む」と意欲を示した。