2026.04.14 京都情報大学院大など、テムザックと連携協定 次世代ロボット開発とICT人材の育成で合意

連携協定を結んだ京都情報大学院大学の長谷川亘総長(左)とテムザックの高本陽一代表取締役議長

テムザックが開発した多様なロボット「ワークロイド」テムザックが開発した多様なロボット「ワークロイド」

 京都情報大学院大学と京都コンピュータ学院、作業現場用ロボット「ワークロイド」の開発を手がけるテムザック(京都市上京区)は14日、次世代ロボットの開発とICT人材の育成に向けた協定を結んだ。両者は教育や研究分野で連携し、社会課題の解決につながるロボットの共同開発を目指す。

 今回の提携の背景には、ロボット技術の急速な進歩にソフトウエアなどで人材の供給が追い付かないという事情がある。そこで、災害救助や医療など人手が足りない現場で人に代わって活躍するワークロイドを開発・製造するテムザックは、1963年創立の日本最初のコンピューター教育機関として知られる京都コンピュータ学院と、2004年に開学した京都情報大学院大に注目し、両者との提携の道を探った。九つの専門分野を設けて高度専門職業人の育成を目的とする大学側とテムザックの思惑が一致し、今回の合意に至った。

 協定では、ITやデータサイエンス、ソフトウエアの教育を強みとする大学側と、ワークロイドで実績を持つテムザックが相互に連携・協力してロボットと人間が共存する社会の実現に寄与したいとしている。

 京都情報大学院大の長谷川亘総長は会見で、「当大学院大学は実機を用いた開発経験を通じて即戦力となる技術を習得した次世代ICTの人材育成を行ってきた。今後はテムザックのハードウエア技術と当大学の自動化制御というソフトウエアを融合した共同研究開発が必要」と語った。

 テムザック創業者の高本陽一代表取締役議長は「オール日本製部品によるロボット製作を心がけてきた。今後、ソフトウエア部分は京都情報大学院大学のデータを使うことができる」と、産学連携の意義を強調した。高本議長は自社の将来にも言及し、「募集しても人の集まらない分野の(作業現場を支援する)ワークロイドを今後も手がけていきたい」と意欲を示した。