2026.04.27 【九州・沖縄地区特集】有明高専、教員向けサーキットデザイン研修 塗り絵で集積回路レイアウトを体験

研修の様子

全国高専の教職員ら27人参加

 有明工業高等専門学校(福岡県大牟田市、有明高専)は、教職員向けの「サーキットデザイン教育」研修を同校で開いた。全国の高専の教職員や一般参加者など27人が参加した。

 同校は昨年、サーキットデザイン教育センター(CDEC)を設置した。敷居が高いと思われがちな集積回路設計を「サーキットデザイン」と位置付け、プログラミングと同じように楽しみながら段階的に学べる体験型の研修を実施している。サーキットデザイン教育促進の第一歩として、同校での実施例を基に全国の高専教職員へ展開している。教職員向け研修は2023年3月に第1回を実施し、今回で4回目となる。

 今回は、2月に熊本で開かれた半導体に特化したピッチコンテストで最優秀賞を受賞した、同校専攻科の学生による発表内容を中心に構成した。塗り絵で分かる集積回路レイアウトや、メタバース空間でのサーキットデザイン体験、実際の集積回路設計CAD「JEDAT SX-Meister」を用いたインバータ設計などを行った。

 CDECは、高等専門学校機構が進める「高専発! Society5.0型未来技術人財育成事業(COMPASS5.0)」で、半導体分野の人材育成を担う。サーキットデザイン教育のノウハウを全国に展開し、実践的半導体人材(ボリュームゾーン人材)と研究開発志向半導体人材(トップ人材)の双方の育成を促進していく。