2026.04.30 信越化学の26年3月期、増収減益 半導体材料が好調 27年3月期業績予想は「未定」
信越化学工業の2026年3月期連結決算は、売上高は微増収ながら2桁の営業減益となった。AI(人工知能)関連需要の活況により半導体材料の販売が増加したが、塩化ビニルの北米市況が年度後半にかけて軟化した。27年3月期予想は、中東情勢緊迫化などを踏まえ、「未定」とした。
26年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.5%増の2兆5739億6900万円、営業利益が同14.4%減の6352億400万円、経常利益が同13.7%減の7082億8100万円、当期純利益が同11.2%減の4744億5900万円。
26年3月期のセグメント別売上高は、電子材料セグメントのみ、前期比9%増と増収を確保した。AI関連の活況により半導体市場が上向いたことで、シリコンウエハーやフォトレジスト、マスクブランクスなどの半導体材料の売上げが伸長した。
生活環境基盤材料事業は、塩ビは北米での需要が昨年半ばにかけて堅調だったが、その後弱含んだ。アジアほかの海外市場では価格の低迷が続き、同6%減となった。機能材料事業は同2%減。加工・商事・技術サービス事業は同1%減となったが、半導体ウエハー関連容器は需要が堅調だった。
27年3月期の連結業績予想は、中東情勢とそれに起因するエネルギーや基礎資材の供給制約と価格変動などを踏まえ、現時点での通期業績予想を合理的に行うことが困難なため、一旦「未定」とした。




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