2026.07.20 【ケーブル技術ショー特集】パナソニック コネクトSTB関連サービスを拡充 地域情報発信や業務効率化支援
梶井孝洋本部長に見どころを聞く
ケーブルテレビ技術のキープレイヤーが一堂に集結する「ケーブル技術ショー2026」が23日と24日、東京国際フォーラムで開催される。パナソニック コネクト 現場ソリューションカンパニー 常務 映像メディアサービス本部の梶井孝洋本部長に見どころについて聞いた。
――今年のケーブル技術ショーについて。
梶井本部長 パナソニック コネクトは「ひとつひとつの『いいね!』 が、地域の未来をつくる」をコンセプトに、 STB(セットトップボックス)やデジタルサイネージ、AI(人工知能)を活用し、地域情報の発信やケーブルテレビ事業者の業務効率化を支援するサービスを展示する。
――今年の見どころを教えてください。
梶井本部長 次期STBの方向性や今後の展開を示す 「STBロードマップ」は、開発中のSTBのコンセプトを出すことで今後事業者へタイムリーに情報提供していく。NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスへの対応力を強化するため、次期STBではAndroid TV OSを搭載し、ケーブルテレビ事業者の活用用途を拡大してもらう。
STBを活用した「地域情報プラットフォーム」は、自治体や地域企業が発信する情報の中から、加入者に適した情報を提供する。昨年リリースしたSTB番組レコメンドサービスを進化させ、広報、イベント、防災マップなど最新情報を表示する新機能を紹介する。災害関連などの重要な情報は 「お知らせ」機能によりSTBの起動時に自動でポップアップ表示する。
「STB現場サポートサービス」の機能強化を紹介する。クラウドを通じてSTBの稼働状況を遠隔で可視化し、オペレーターが正しく現場の状態を把握できるようにすることで、聞き取り時間を短縮しオペレーターの負担を軽減する。STBがネットワークに接続できない場合でも、加入者がテレビ画面に機器の状態を表示し、その内容をオペレーターに伝えられる機能を正式にリリースした。
業務支援サービスでは「再利用検査」を提供。STBをインターネットに接続すると、パナソニックのクラウドサービスがクラウド上で機器の動作や品質を自動検査。設置前の作業を効率化し、ケーブルテレビ事業者の負担を軽減する。
デジタルサイネージソリューション「AcroSign」は、STBを活用しサイネージとテレビ放送を遠隔で制御できる。接続する端末は、WindowsモデルやBrightSignモデルなど複数用意し、顧客のシステムに合った端末を選択できるようにした。
映像コンテンツの価値向上と業務効率化を両立したクラウド映像制作ソリューション「KAIROS クラウドソリューション」の機能強化も訴求する。月額プランを導入し、顧客の用途に応じてプラン変更に対応。出力ストリーム数を8、録画数を8チャンネルに拡大し、大規模イベントの映像編集や配信にも対応できるようにする。入力ストリーム遅延機能を搭載し、映像ソースの同期を取れるようにした。
広告代理店から入稿された素材を、関連法令やガイドライン、放送事業者ごとの審査基準と照合し、放送してもそれに抵触するリスクがないかチェックする「AI広告審査サポートサービス」を参考出展する。
――今後について。
梶井本部長 現在提供しているクラウドサービスの充実を図り、多くのケーブルテレビ事業者へ導入し、改善要望など聞くことでサービス改善を進める。また、次期STBの開発にも注力する。発売は2年後を予定しており、必要に応じて情報を提供する。当社は、ケーブルテレビ事業者の映像制作・配信・サポートの業務において、幅広いソリューションを取り揃えており、顧客のお困り事に寄り添ってサポートしていく。









