2026.09.07 パナソニック、最上位のビストロ炊飯器発売 5都市で試食イベント

2026年の炊飯器は6シリーズを展開

フラグシップモデルX9EシリーズフラグシップモデルX9Eシリーズ

食べ比べ亭の出店イメージ食べ比べ亭の出店イメージ

 パナソニックは4日、新米のように炊き上げる可変圧力IHジャー炊飯器の新製品「X9Eシリーズ」の報道関係者向け体験会を開催した。新製品は、お米の状態に合わせて最適な炊き方に調整するAI(人工知能)活用のソフト技術「ビストロ匠(たくみ)技AI」と「Wおどり炊き」を向上。2030年には日本を含むグローバル全体で25年度比1.5倍への事業規模の拡大を目指す。

 炊飯器市場は、総需要が横ばいで推移しているものの平均単価が大きく上昇。25年度では7割以上がIHタイプを購入していることがわかった。調理機器事業本部の平田順士副本部長は「お米の状態を見極める当社のビストロIHジャー炊飯器は大きく増販しており、販売台数は前年度比70%増を達成した」と述べた。26年はフラグシップモデルのX9Eを含めた6シリーズを展開する。

 ビストロ匠技AIは、炊飯技術のWおどり炊きとお米のおいしさを研究する「Panasonic Cooking Lab(パナソニッククッキングラボ)」の知見を生かして開発。平田副本部長は「当社は市場の成長を取り込むのではなく、自ら新しい価値や市場を創造して業界をけん引する存在でありたい。『手軽でおいしい』を通じて毎日の食生活に寄り添い、心と体の豊かさに貢献することを目指す」と力を込めた。

 新製品はリアルタイムで検知する圧力センサーや赤外線センサー、沸騰検知センサー、釜底温度センサーを用いて釜内の状況を見極める。エンジンにあたるWおどり炊きが急減圧をともなう可変圧力技術「急電圧バブル」とIHの高速切り替えで泡の対流を発生させる「高速交互対流IH」を繰り返し、炊き上げる。

 高速交互対流IHは底と底側面にドーナツ状のコイルを配置し、インバーター制御を行うことで加熱エリアをコントロール。リアルタイム赤外線センサーで内釜の温度を検知し、内側の対流を強めた制御を取り入れたことで、むらなく一気に加熱し、お米が糊化する温度60~98度までより速く昇温させることができる。

 精米から時間が経過し、含水率の少なくなった乾燥米などもより糊化を促進でき、前機種比で乾燥米の表面のはりとつやが約6%、粒の中のやわらかさが約7%向上した。

 市場想定価格は、5.5合炊きのSR-X910Eが10万円前後、1升炊きの同X918Eが同10万5000円前後(いずれも税込み)。東京や札幌、大阪、福岡、名古屋ではおどり炊き試食イベント「食べ比べ亭」を開催。東京は終了し、次回は札幌で11~13日に開催する予定だ。