2026.09.28 【業務用無線特集】エム・アールエフ 予知保全マーケットへの提案強化
エム・アールエフ(M-RF)は、高周波部品・機器の販売とコンサルタントを事業目的とする高周波の専門商社で、特徴を生かしたカスタマーサービスには定評がある。
同社は2024年に米国のセンサーICタグメーカー、Axzon(アクゾン)社、26年にタイのCleantech & Beyond(クリーンテック・アンド・ビヨンド=CLT)社と国内代理店契約を締結し、予知保全マーケットへの提案を強化している。
製造業やインフラ分野では保守人員の不足により、設備の異常発熱などを事前に察知して重大な故障を防ぐ「予知保全」への需要が急拡大している。同社はこれら2社のバッテリーレス技術を活用し、現場の課題解決に貢献する。
Axzon社の製品は、UHF帯RFIDを活用したバッテリーレス温度センサーだ。最大の特長は、配線や電池交換が一切不要な点である。
温度センサータグは既存のモーター、ベアリング、ケーブルなどの設備に直接貼って、リアルタイムでの異常発熱監視と故障予兆の検知が可能となる。?各タグの識別コード(EPC)を活用することで、広大な工場内でも発熱場所のロケーション管理も可能になる。センサーやリーダーライター、専用アプリを含めたサブスクリプション型の提案も行っており、導入ハードルの低さも魅力となっている。
一方、CLTが提供するスマートラベル「DTIシリーズ」は、「不可逆的」な温度履歴の検知が特長。
閾値(しきいち)温度を超えるとラベルの色が視覚的に変化してデジタル記録も残り、その後温度が下がっても元の状態には戻らない。高所の温度検知にも使用でき作業員が巡回していない夜間や休日に起きた一時的な異常発熱の履歴も確実に捉えることができる。
エム・アールエフは、リアルタイム監視に優れたAxzonと、履歴管理にたけたCLTの製品群を組み合わせることで、現場における巡回保守の自動化や設備停止リスクの最小化を強力に後押ししていく。









