2026.09.29 フォトカプラ梱包材に紙リール シャープが量産・出荷開始
従来のプラスチックリール品(左)と紙リール品(右)
シャープセミコンダクターイノベーション(奈良県天理市)は、フォトカプラの梱包(こんぽう)材として従来使用していたプラスチックリールを紙リールへ切り替え、量産・出荷を開始した。
紙リール採用フォトカプラ製品では、「PC817X series」「PC357N series」は既に量産・出荷を開始しており、「PC123X series」も10月に量産開始を予定する。
PC817X seriesは、国内向け電源機器用途に適しており、汎用(はんよう)トランジスタ出力タイプとして幅広い用途に対応。
PC123X seriesは、各国の安全規格に適合する高い絶縁性能を備え、海外向け電源機器用途に適している。
PC357N seriesは、汎用トランジスタ出力タイプの小型パッケージ品で、小型電源機器用途に向いている。
これら各製品の紙リールへの切り替えにより、プラスチックリールと同等の品質・コストを確保したうえで、梱包材の原材料調達から廃棄までのライフサイクル全体で二酸化炭素(CO₂)排出量を約35%削減できる。
近年、電子部品業界では、環境規制の強化やESG(環境・社会・企業統治)投資への関心の高まりを背景に、サプライチェーン全体で環境負荷低減に向けた取り組みが加速。
FA・民生機器の製造現場でも、環境に配慮した部品供給へのニーズが高まり、梱包材をプラスチックから紙系の材料へ置き換える動きが進んでおり、今回の取り組みはこうした社会的要請に応えた。
今後、同社は紙リール梱包製品のラインアップを拡大し、FA機器や民生機器市場の顧客のESG対応やグリーン調達の支援を強めていく。











