2020.07.15 【照明特集】オーデリック無線照明制御システム

日本人女性の肌の色の再現性を追求した「R15」のペンダントライト

 オーデリックは、無線照明制御システム「コネクテッドライティング」を軸に、太陽光発電と蓄電池とを連携したソリューション提案を収益の柱に育てていく。

 同社はコネクテッドライティングで、太陽光発電と電気自動車(EV)、蓄電池を制御できるニチコン提供の「トライブリッド蓄電システム」と連携した「ZERO ENERGY CONTROL」を展開。LED照明と太陽光、蓄電池を連携することで、照明制御にとどまらない提案に力を入れている。

 ZERO ENERGY CONTROLは、家庭内の消費電力量や太陽光の発電状況、蓄電システムの稼働状況をリアルタイムで見られるほか、過去の利用状況をグラフで確認できる。インターネット経由で天気予報の情報を読み込み、太陽光による発電量を予測。天気が悪いときは電気の使い過ぎを抑制するメッセージを事前に通知もできる。

 これらの機能に加え、照明をアプリケーションに登録することで蓄電池残量に合わせて自動で照明を調光。家電制御の通信規格「エコーネットライト」対応機器であれば、エアコンといった家電も制御できるようにする。

 また、現在の蓄電量と天気予報をリアルタイムに把握することで数日間の蓄電量予測もできる。蓄電残量が少なくなった場合には、長時間の停電にも対応できるような照明の調整も行う。照明制御は、グーグルとアマゾンのスマートスピーカで音声操作にも対応している。

 コネクテッド化を進める一方、あかりの質も追求している。日本人女性の肌の色の再現性を求めて演色性を高めた「R15」を製品化。1426点をそろえ、高演色ながら従来品と同等レベルの価格を実現しつつ、コネクテッド化した製品と合わせてラインアップしている。