2020.07.22 はんだ製品、多様化する合金組成低銀化、環境問題などに対応

様々な市場ニーズに対応してはんだ製品の合金組成が多様化している

 はんだ製品の合金組成が多様化している。低銀化によるコストダウン、環境問題に対応する鉛・ハロゲンフリー、過酷な使用環境に対応が求められる車載用プリント基板など、はんだに対する市場のニーズが多様化してきたことが背景にある。

 はんだは合金の一種で、かつてスズ(Sn)+銅(Cu)+鉛(Pb)が主流だったが、現在は環境問題から鉛をなくし、日本では00年にJEITA(電子情報技術産業協会)が推奨したスズ、銅を基材に、銀(Ag)の含有率を...  (つづく)