2020.07.23 「図面変換シェアソリューション」キヤノンMJが発売、建設・建築業向けに

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、大判プリンタMFPとクラウドストレージを連携する建設・建築業向けのテレワーク環境支援ソリューションとして「図面変換シェアソリューション」を8月上旬から提供する。

 建設業界では、就労者の減少や高齢化が進んでいる。このため、建設需要を満たすだけの人材を確保することが難しく、新しい働き方への改革が経営課題となっている。

 さらに、設計、コロナ禍におけるニューノーマル(新しい日常)時代の働き方への対応で、設計部門などでもテレワークへの対応が急務となっている。

 この一方、老朽化した社会インフラ整備の需要も高まる中で、建設当時の紙図面の再利用による業務効率化と、作業時間を短縮させる高い生産性の実現も求められている。

 今回、同社では、大判プリンタ(MFPモデル)とクラウドストレージを組み合わせ、紙図面のスキャンからCADデータへの変換、クラウドストレージへの保存を可能にするテレワーク環境支援ソリューションを提供する。

 大判プリンタ(MFPモデル)は、スキャンした紙図面を電子データ化し、クラウドストレージに保存できる。電子化した紙図面の電子データをPCでCADデータに変換した上で保存することによって、手作業に頼っていた紙図面のトレース作業を効率化し、業務時間を削減できる。

 図面をはじめ、作業・施工データをクラウドストレージに安全に格納でき、外出先や自宅からでも、図面データなどへのアクセスが可能。

 図面変換シェアソリューション(基本構成例)の価格は56万1000円(税別)から。