2020.07.31 【中国・四国版】家電販社の取り組みシャープMJホームソリューション社中国統轄営業部

岡本統轄営業部長

スマートライフキャンペーンを積極開催

 前半戦は新型コロナの影響で個展、商談会は軒並み中止になった。とはいえ、それによって売上げが激減しているかというと、そこまではいっていない。春先の一時的な落ち込みとして1-2割マイナス。やはり、家電製品は生活必需品であり、特に地域店ルートは顧客宅に足を運べるため、家電量販店に比べればマイナスは少ない。地域店は訪問を自粛する感じだったが、顧客宅からの訪問してほしいとの要望も多く、電話によって訪問するスタンス。

 個展は最近になって再開し始めたが、開催したところは好調で成果が上がっている。来場が少なくても売上げは上がっている。久しぶりに個展を開催したら多くの来場があったという声も聞く。

 個展会場にお客さまが集中しないようにしている。これまでは2日間で開催するパターンが多かったが、1週間ないし2週間のロングランで開催する傾向にある。

 商品で堅調だったのはエアコン。テレワーク需要によるPCが好調。テレビは巣ごもり需要の影響で売れている。地デジバブル後の買い替え需要も出てきている。

 前半を総括するとテレビ、PC、調理家電、中でもホットクックが大人気。内食ニーズの影響が大きい。4-6月は多くの商品が前年を上回っている。突出して売れているのが空気清浄機。例年の需要は1月から4月まで。それがいまだに売れ続けている。単価が上がっており、モノがない状況。プラズマクラスターの有効性も評価されている。空気清浄機能付きのエアコン「Airest」は、国内家庭用エアコンで空気清浄機と呼べる、唯一のエアコン。空気清浄機基準が日本電機工業会規格をクリアしている。

 7月以降の見通しだが、補助金などの追い風もあり、前年比で堅調に推移するとみている。8月はお盆までが勝負。8月後半から9月は昨年の増税駆け込み特需があるので前年比でマイナスは避けられない。エアコン点検訪問は6月に実施、目標以上の成果が出ている。7月以降も引き続き実施していく。

 9月ぐらいの特招会の開催は、コロナの状況を見ながら〝3密〟を回避する方法を検討の上で開催できればと思う。例年合展を開催している岡山、福山が候補で、松江、広島、山口も検討中。

 期待商品は、テレビが地デジバブルの買い替え需要がある。有機ELをはじめラインアップがそろった。8Kの店頭導入も進んでいる。キャラバンカーには80型8Kと60型4Kを搭載。販売店店頭でデモンストレーションすることで成果にもつながっている。

 ホットクックは内食ニーズ拡大の影響で伸びており、安心安全の調理が人気。アシスト商品としては、洗濯機につなぐだけで抗菌・防臭できる「銀イオンホース」が売れている。IoT家電は今後も注力していく。スマートライフキャンペーンを積極的に開催していきたい。