2020.09.02 【抵抗器特集】アルファ・ エレクトロニクス金属箔抵抗器を主力事業

 アルファ・エレクトロニクスは、VPGフォイル抵抗器事業部の一員として超高精度、超高信頼性を誇る金属箔(バルクメタルフォイル)抵抗器を主力事業にしている。

 圧倒的な性能を誇る同社の超精密金属箔抵抗器は、平面に圧延されたニクロム系金属箔を平滑なセラミック基板に接着して抵抗体とした抵抗器。

 0.05ppm/度(代表値)という最小抵抗温度係数(TCR)、プラスマイナス0.005%という最小抵抗値許容差、5ppm/年、10ppm/3年という非常に優れた長期安定性を提供する。

 中でも注力しているのは高精度チップ金属箔抵抗器「RWA、RWB、RWC」で、1608、2012、3216の3サイズを用意。高い定格電力、抵抗温度特性プラスマイナス2ppm/度、抵抗値許容差プラスマイナス0.01%、負荷寿命プラスマイナス0.005%(70度、2000時間、定格電力)の特性を持つ。

 金属箔抵抗器は、半導体製造装置や精密計測器など、精度と信頼性が要求される分野で実績を伸ばす。

 新ICソリューション「AD74413R」と組み合わせて使う同社製の金属箔抵抗器「RWB100R0AL、RWB2K000AL」をアナログ・デバイセズが承認した。