2020.09.30 【電波新聞70周年特集】イトデン・伊藤茂社長電波新聞主催の座談会出席が電器店の始まり

伊藤 社長

 私が約50年間購読中の電波新聞には、大きな思い出があります。当時勤めていました名古屋市の日立系電器店の社長から「電波新聞が電器店従業員の座談会を開くので、おまえ出ろ」と言われ、朝日新聞ビル内の電波新聞名古屋支社で行われました座談会に出席しました。

 1971年11月8日付東海版の紙面によりますと、量販店の栄電社役員と名古屋近隣の地域店5店の従業員が「電器店の未来像」について話しました。おそらく一番若かった当時23歳の私は、皆の前で将来独立し電器店経営者を目指すことを表明してしまいました。座談会に指名された理由は、1カ月にエアコンとカラーテレビをともに46台販売し売上げ1千万円達成を日立から表彰され、トップセールスマンとして好成績をあげていたからではと推察しています。73年に生家の近くでイトデンを開店し、その後年商1億円ベースになったことから90年に現在地に3階建ビルを新築し移転しました。若い人材と出会い、お客さまの面倒見をする担当制を敷き、イトデンファンを小牧市から周辺地域まで広げていきました。

 愛知県電機商業組合理事になりました2001年、NPO法人「こまきe-コミュニティネットワーク」の設立発起人となり、市内各地の市民センターで1万人の受講者を集めたPC教室を開きました。09年に組合の理事長に就任し、今年はコロナ禍で理事会はリモート会議を導入しています。