2020.09.30 【電波新聞70周年特集】パスパレディック・上馬定司会長地域電器店の紹介記事、刺激と励みに

上馬 会長

 私は1993年7月、パスパレディックを設立し社長に就任しました。個人経営の電器店存続や発展に危機感を抱き、同業の経営者5店9人で合併し同店を築きました。

 変化する時代では、常に先を見据え率先して行動することが必要であります。石川県電器商業組合の活動も意欲的に取り組み、07年5月に理事長に就任。

 地デジ放送完全移行1年前の10年、石川県珠洲市が全国で唯一の「アナログ放送終了リハーサル地域」に指定されました。

 総務省の業務を受託し、地元の商組員が約3000世帯の地デジ受信対策を実施し、移行業務を完了したことは、全国で広まった活動の礎を築いたという意味で功績は大きく、当時の組合員に感謝を申し上げたい。

 石川県警と「振込詐欺撲滅協定」を全国商組で初めて締結。高齢者の被害防止に努めました。

 若手経営者の活力を組合活動に生かすため、12年に金沢支部青年部会を発足。「石川の技能まつり」で若くて元気な地域店をPR、町の電気店ニュース発行、ドロップBOX活用を経て、14年に石川県商組青年部会が発足。

 こうした組合活動を評価され、08年に「藍綬褒章」、15年に「旭日双光章」を受賞し、日々の活動の糧となっています。

 電波新聞は、流れの早い家電業界の情報収集に欠かせない存在となり、幾度となく情報を活用してきました。

 地元で頑張る地域店の紹介記事は、刺激になり励みになります。今後も傍らに置き、参考にしながら後継者指導に尽くしたいです。